この世界には沢山の美術品がある。
同時に美術品を生み出す、製作者もしくは作家が存在する。
まさにそれを芸術家とも呼び、
陶芸家とも呼び、
伝統工芸士とも呼び、
画家とも呼び、
彫刻家とも呼び、
美術=ファインアートに関連し、それを生み出すのも人間だ。
それを色々な動機を持って買うのもまた人間だ。
やはりそこで出てくるのは人間の趣味趣向。
どんな美術品に魅了されコレクションしていくのか。
本当にマニアックな世界であり、
収集家の絶対領域である。
お金を貯めてコツコツ買い求めていく場合もある。
お金持ちがお金にものを言わせて大人買いしていく場合もある。
そのコレクションにはその人の人生そのものが集約されており、
小さい頃に人形を買ってもらえんかったので人形のコレクターになったり、
戦国武将の生き様に惚れて武具をコレクションしたり。
本当に様々である。
その絶対領域は誰にも理解されなくていい、
自分だけがわかればいい世界。
今日は美術品鑑賞、
そしてコレクションにおける大事なファクターについてご紹介します。
あくまで私の個人的見解なのでご了承ください。
美術品の価値とは大まかに二つ。
今まで人類が成しえなかった技術的な革新もしくは技法を持った美術品。
そして有名だから価値が上がっているの2つの側面である。
1つ目は人類が成しえなかった技法もしくは美術工芸品的な価値。
世間一般の人間がそう簡単に実現することのできない技法。
絵画については今まで人類が考え付かなかった思想、発想。
陶芸に関しては釉薬の配合や焼き方、
絵付けに関しても今まで誰しもが到達できなかった仕上がり。
美術工芸品に関しては超絶技巧。
世に出て評価される美術品とは一般人が逆立ちしても真似できない。
そういった唯一無為な作域、作風を指すことです。
逆に簡単に真似できる美術品など価値としては到底評価されるものではない。
2つ目は有名だから価値が上がる場合です。
SMAPの中居くんのサイン、キムタクのサイン。
これらは価値があります。
お金に換算するもの凄い額だと思います。
この段階では中居くんのサインは美術品ではありません。
そして美術品としての価値も皆無です。
でも、どうでしょう。
中居くんがSMAPを引退した後に画家に転身。
そして人には到底真似できない発想。
奇抜な作風で世に認めらるで絵画を描いたら。
そして100年以上歴史がある、
ベネチア・ビエンナーレで名だたる美術家を唸らせ賞を取ったら。
そして日本では人間国宝になったら。
余談だが人間国宝になれなかったブロンズメダリストは掃いて捨てるほどいる。
そしてビエンナーレで賞を取ることが、
雲をも掴むほど難しい事だという現実。
まさに中居くんはこの難関を難なく乗り越え、
ナンバーワンじゃなくオンリーワンになるわけだ。
この場合の、SMAP時代のサインはプレミア。
いわゆる人間国宝推戴前の前作。
ただのサインも美術品としての価値が生まれてくる。
なぜかというと人類の歴史に残る新しい価値を生み出した人間だから。
この二つの側面から見ると、
芸術家として成功した中居くんのサインはプレミア。
キムタクのサインは世に溢れているが、
人類が後世に残したものがどうかというと、
判断が難しくなりますね。
それを踏まえてどんな美術品に投資すればいいのか。
美術品の価値を決める決定打とは。
そしてどの美術品に選択と集中を行えばいいのか。
そういった具体的な案件についても高麗堂はお客様に提案できます。
ただ売り買いするだけではなく、
現在持っている美術品の価値、相場、これから上昇するのか下降するのか。
そういった美術品の運用に関することを、
丁寧にお伝えできます。
私たちは何より美術品、骨董品が好きなのです。
そして好きな人間が集まった会社です。
1日中、仕事せずに美術本を読んで研究してると思いきや、
翌日には300万の絵画をヒョロッと買ってきたり。
たまにこの環境の特異さ、異質さを他の会社を見て気付きますが、
中にいると全く気づかないのです。
奇貨居くべしという故事があります。
私たちは自分たち自身が奇貨であり、
そして奇貨を見抜く術を磨き、
そしてお客様が持つ奇貨を見抜き、
その奇貨がどれくらいの将来性があるのかを提案できる。
そういう会社、人財の宝庫でありたいと思うのです。
もっと書きたいことがありますが本格的には第2弾にて。
本日の美術品鑑賞と美術品蒐集のススメ その1は以上です。
それではみなさんお元気で。
株式会社 高麗堂 神農健二
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