今日は象牙の売買に関するブログです。
もし家に象牙の牙があったり、
一本物の登録の無い象牙が家にある方は、
弊社にご連絡ください。
象牙の登録がなぜ必要なのか。
ではどちらに電話をすればいいのか
どのような手続きが必要なのか
等を丁寧にご案内いたします。
http://www.jwrc.or.jp/cites/regist/kikan/zouge1.htm
もし!!
象牙の事でわからない事がありましたら
一般社団法人 自然環境センターに直接電話していただくか
株式会社 高麗堂にご連絡ください。
そして何も知らなくても
登録の無い象牙の牙を
<売ったり><買ったり>することは
法律で禁じられております。
このブログではそう言った初めてで
わからない方のセフティーネットとして
役割を果たせればいいと考えております。
まずはこちらの文章。
一般社団法人 自然環境センターの、
ホームページで掲載されている概要です。
平成5年4月1日、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)が施行されました。種の保存法では、ワシントン条約等により商業目的での国際取引が禁止されている種の個体等を「国際希少野生動植物種」に指定し、国内取引の規制・管理を目的の一つとしています。
一般財団法人 自然環境研究センターは、種の保存法に基づき、平成5年4月1日以来、環境庁長官(当時)の「指定登録機関」として登録関係事務、また、平成7年6月28日以来、改正された種の保存法に基づき、環境庁長官及び通商産業大臣(当時)の「指定認定機関」として認定関係事務を行ってきましたが、平成15年7月20日の法改正にともない、平成16年1月20日付で環境大臣から「登録機関」、環境大臣及び経済産業大臣から「認定機関」として登録され、登録関係事務及び認定関係事務を行っています。
弊社としては法令遵守、
コンプライアンスを、
社内で徹底しております。
現在世界の潮流はワシントン条約に基づき
象牙の乱獲がブラックマネーの資金源や
密猟組織の横行を招いています。
そして、日本の市場でも閉鎖するように
昨年のワシントン条約会議にて採択されております。
日本経済新聞:「象牙の国内市場閉鎖を」 ワシントン条約会議で決議
日本は昔から、
象牙は加工しやすく、美しいという事で、
美術品、美術工芸品に沢山使われてきました。
そして現代でも日本は欧米より多く、
印鑑の印材や着物の帯止め、
根付、家具の様々な部品で使われてきました。
極端に言いますと日本の美術工芸品、
伝統文化、着物文化、
そして和装、日本的な美には、
象牙は欠かせないものなのです。
上記のワシントン条約で日本政府が、
象牙の国内市場の閉鎖を、
固辞する理由は一つです。
日本の伝統文化の保全が密接に関連しているからです。
密猟、密輸は徹底して撲滅すべきですが、
日本の伝統文化は確実に守っていく。
非常に難しい難題を、
現在日本は抱えております。
そして象牙の相場は。。。
めちゃくちゃ下がってます!!!
業者マインドが低下しています。
単純な話し、扱ってはいけないくなるかもしれな物を、
お金を出して、商売人が買う事ができない現実です。
相場が純粋に下がって、
現在本当に売るにも買うにも、
厳しい状態です。
そして9月には本格的に、
国内市場が閉鎖するのでは無いかと、
一部情報筋では囁かれています。
そうなると現在日本に流通している、
象牙は全てゴミとなります。
そして象牙の加工品にも、
全て登録が必要となる場合
業者は全て捨てるでしょう。
登録するのに費用がかかり
安い相場で市場では流通。
象牙の乱獲、密輸は由々しき問題ですが
日本の伝統文化と伝統工芸士。
そして私たちも象牙を扱えなくなり
もちろんそうなると自然環境センターも、
閉鎖するしかないですね。
現在の国際情勢を注視し、
政府の今後の意思決定を待つばかりです。
弊社としては日本の伝統文化を守り
素晴らしい技術を持った伝統工芸師を支援しています。
美術品を100年後に贈り届けるという
遠大なる企業理念を持ちっています。
是非、冷静かつ的確でインテリジェンスに富んだ
判断をしていただけるように願っております。
こういったものを専門的に作れるのは
日本しか無いという自負もあるので祈るばかりです。
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